皆様 ご無沙汰しております。全くもって久々の投稿です
最近、本業が忙しかったのとブログの熱意が冷めてしまったのが原因なのですが、今後はあまり気合を入れすぎない程度に頑張って書いて行こうかと思います
ブログのメンテナンスをおろそかにしているせいか、過去記事で不具合が出ている物もあるかと思います。自分気付いたものは修正しているのですが、全てを網羅するには労力が掛かるので、お見つけになった方は遠慮なくコメント欄にでも教えて頂ければ助かります!!
で、今回の本題ですね
最近、日本の巷(2023年3月現在)では、闇バイトによる強盗事件が多発してスマートロックなるものに注目が集まっているようですが、我が家では別の問題で興味を抱いたのです。それは……
「子供がやたら鍵をなくす」
いや、まじで男の子はやばいっす!って事で、子供が鍵を持ち歩かなくても開けられるスマートロックに興味津々ってわけですよ
スマートロックは各社出しているわけなんですが、スマホなしでも鍵が開けられるって事になると、選択肢はかなり少なく
そのひとつがSwitchbotさんのスマートロック
正確にはスマートロックのオプションとして販売されている「指紋認証パッド」で鍵がなくても指紋だけで開けられるってわけなんです!!これは便利!!
しかし!!!
我が家のドアの鍵は……
なにこれ?と思われる方も多いと思いますが、MIWA製HP40(77HPというのも同型みたい)という特殊なもの。実際、この型を検索して調べてみると……
昭和の時代に建てられた公団住宅、都営住宅、府営住宅、市営住宅やマンション・アパート・団地、寮や社宅等の玄関ドアで使用されている鍵です。 丸いドアノブの中に鍵穴がある玄関錠です。
-MIWA HP40,77HP30,77HP40,PATENT シリンダー交換・一式交換-鍵の鉄人本店
まさに昭和物件!!!笑
このHP40にSwitchbot製スマートロックは取り付けられるか?
ってのが今回の記事です。結論から言いますと……
できます!(自己責任)
今回はどのように取り付けができるか?を経緯も含めて記事にしようと思います
スマホなしでも解錠できるスマートロックは……
スマートロックは数社出していますが、うちの家庭で必要としている、スマホなどが無くても解錠できるタイプとなると対応商品は、かなり絞られてきます
①SwitchBot
まさに本命。これを見つけて、私はスマートロックにしたいと思いました。
小さい子供がいるようなうちの家みたいな家庭では暗証番号を覚えるのも怪しいし、番号を他の人に言ってってしまいそうなので、指紋で開けられるこのタイプはベスト!
②Qrio
こちらはSONYグループなので、国産という意味では安心できる部分もありますが、暗証番号での解錠はできても、指紋認証機能がないのが残念。
ってこの2つしかないんです!私が知っている限り(2023年3月現在)
それならば値段的にも安いSwitchBotを選びますよね(ちなみに私ライトニングはスマートロック以外のSwtchBotデバイスを既につかっていたので、統一する上でもこちらが良い)
しかし、ここで問題が……
試行錯誤
特殊形状の鍵は殆どのスマートロックで対応していない
HP40はSwitchBotもQrioも対応していない
ここで問題になったのは……
冒頭にも書きましたが、うちのドアロックがかなり特殊な形状であったこと。
MIWA製 HP40
SwitchBotスマートロックの対応表を確認してみると
MIWA製HP40は対象外……
試しにQrio Lockも調べてみましたが、見事に対象外……
HP40に対応しているのはSESAMEだけ
そもそもHP40に対応しているスマートロックがないのでは??
と諦めかけていましたが、ひとつだけありました(2023年3月現在)
CANDY HOUSEのSESAME(セサミ)のスマートロック。
公式サイトを見るとバッチシHP40が書かれています!(※特殊アダプターが必要)
値段も安いのでかなり魅力的なのですが、残念ながらスマホ等がないとこちらは基本的に解錠ができません(ダメじゃん!)
結論:スマホなしでHP40で使えるスマートロックは現在ない
色々調べてみましたが、指紋認証がある後付けスマートロックはSwitchBotのみで、MIWA HP40に対応しているのはSESAMEだけとなり
結論:我が家が欲するスマートロックは現在存在しない!
ドアをどうにかできないか?
それでも諦めないのがライトニングでして
対応スマートロックがないのならば、逆転発想でドア側をどうにかできないか?と考えてみました
ドアを取っ替える
後付スマートロックができない、こんなクソ重いドアなんて変えてしまえ!
と思いましたが……
- ドアの半分は共有部分なので分譲と言えど、変えるには色々理事会の承認が必要(おそらく承認通らない)
- そもそもドアって高額なので、大事(おおごと)すぎる!
という当たり前の問題があるので難しい
鍵を対応しているやつに変えられないか
次に考えたのが、ドアはそのままで鍵だけ対応している物にできないか?
これもMIWA製HP40に互換性がある鍵はないかと調べてみましたが
上の参考動画を見て貰えば分かると思いますが、この鍵はかなり特殊で、そもそも所謂デッドボルトというドアが開かないように飛び出る部分がドアの外部にある構造が珍しい
互換の物がないのは勿論、あったとして取り付けネジまで一緒でないと金属製のドアに新たに穴を開けることになり不可能だという結論に至りました
ALEXA経由してどうにかできない?
うちにはAmazonのスマートスピーカーALEXAがあるのだが、これを利用して
- Switchbotの指紋認証パッドが解錠情報を出力(Bluetooth)
- SwitchBotミニハブが受信(bluetooth)ALEXAに情報送信(WiFi)
- ALEXAがSESAMEのハブに解錠命令を送信(WiFi)
- SESAMEハブがSESAME4に解錠命令を送信(Bluetooth)
- SESAME4がドアを解錠
SwitchBotもSESAMEもALEXAに対応しているので、これを間に挟めば、もしかしたら可能かもしれないが、複雑な上にあまりにも別システムを経由しているので、なにかトラブルが一つでも起こると家に入れないというのはリスクが高すぎると判断した。
なぜSESAMEは対応しているのか?
「もうだめだなぁ」と諦めかけていた時にふと疑問が湧いてきました
なんでSESAMEはHP40に対応しているんだ?
正直ネットで見る限り、SwitchBotもSESAMEも構造や仕組みは似たりよったりな気がします。それでもSESAMEがHP40に対応していると謳っているのは特殊アダプターを使っているからの模様(SwitchBotも他の鍵では同様のアダプターを販売している)
細かい本体の仕組みは買ってみないと分からないが、殆ど構造が同じならばSESAMEが作ったアダプターをSwitchBotで使ったら行けるんじゃない?
ただ、全然ダメな可能性もあるので、失敗すると約2万円の無駄金……悩みます
HP40に対してSwtchBotスマートロック取り付け方法
結局、悩みましたが試してみることにしました!(ポジティブ)
SESAMEのMIWA製HP40用アダプターを購入
これは安いので、悩んでいるぐらいならば、買ってみた方が良いと思います
Amazonとかでは販売していないので上の公式サイトから注文してください
内容物はこんな感じでした。
動画でみると分かりますが、意外にゆるく手を話すと落ちます
SwitchBotスマートロックを購入
これは、どこで購入しても良いと思いますが
- スマートロック
- 指紋認証パッド
- ハブミニ
の3点セットが良いと思います
ハブミニは無くても動作可能ですが、家から離れたところで、施錠したかどうかの確認や、解錠状況などが把握できるので便利なのと、指紋認証は何回か失敗すると拒否されてしまうので、それの解除などであった方が安心です
私は成功するかどうか不安だったので3点セットではなく、スマートロック+指紋認証パッドのセットを購入しましたが、のちにハブミニを追加したので、同時に買ってしまった方が良いと思います。
HP40に対応できるか開けてみてチェックしてみました
アダプターの中心と機械の回転中心がずれるようになっているので、HP40の中心が片方に寄っているレバーでも回せそうです
特殊アダプターを貼り付け
特殊アダプターは付属の両面テープで付けるので、貼り付ける部分などをウェットティッシュ等で掃除。
スマートロックと特殊アダプターの台座を合わせて、台座の位置を確認。
おそらくSESAMEの場合は隙間なく取り付ければ良いと思いますが、SwitchBotの場合、SESAMEより大きいので、少し隙間を空けて取り付けた方が良さそうです
貼り付けるとこんな感じ。レバー部分は両面テープとか付けていないので乗っかっているだけです
スマートロックの高さ調整
スマートロックの高さをネジで調整します。
実物と当てながらどの高さが良いか判断しますが、HP40の場合は下から4つ目が丁度良かった模様です。
スマートロックの位置確認
スマートロックの回転中心とロックレバーの回転中心とが同一になるように位置を調整します。
これ、結構感覚的なところもあるので難しいかも知れません。回して本体がブレない位置を探していく感じです。上の動画を参考にしてみてください
位置が決まったら両面テープで台座と貼り付けます
ドア開閉でぶつかるところがないか確認
スマートロックが固定できたら、一度開閉した時にぶつからないか確認してください
サムターンアダプターの保護テープを外すと引っかかる
付属の説明書の通りだと、この時点でサムターンアダプターの付け根に付いている「固定テープを取り除け」とありますが、取ってしまうと特殊アダプターとサイズが合ってないためか、落っこちてドアの開閉レバーとぶつかってしまいます。
文章だと何を言っているか分かりにくいので上の動画でご確認ください
純正同士だと、これってどうなっているんですかね??
とりあえず、構造的には(SESAMEの)特殊アダプターの突起部分が(SwitchBotの)サムターンアダプターから飛び出さない方が理にかなっていると思うので、上の写真のように養生テープで1周させて飛び出ないようにしました。
テープで固定したら、手動で不具合がないか確認してください
落下防止処置
両面テープで付いてはいますが、無理やり別のアダプターに乗っかている状態なので、落下防止の為に多めにテープで固定しておいた方が良いと思います。(色は重要だけど……)
スマホアプリと接続
本体電池の絶縁シートを抜くと青点滅するので、スマホのアプリとリンクさせます
今後はアプリ内で設置の指示が出てきます(解錠の回転位置などの調整が行われます)
開閉状態確認用の磁石 設置
付属説明書には書いていませんが、アプリで設置の仕方が説明される磁石。
これはドアが開いている状態(施錠状態という意味ではない)閉まっている状態の判断用の物みたいです。指示に従って側面壁に貼り付けます
我が家の場合、こんな感じの位置に取り付けました
指紋認証パッドの取り付け
スマートロックがスマホで解錠できるようになったら、指紋認証パッドを取り付けます
基本的に説明書通り行えばよいのですが、少し躓いた部分として、電池を入れる部分の蓋はマイナスドライバーとかで開けようとしても、なかなか開きません!
必ず付属の白いピックみたいな物(上写真参考)で開けてください。これだと簡単に開きます!
ドアは直接両面テープを貼らない方が良い?
落下防止や本体の盗難防止を考えると、台座をビスで打ち込んで本体を装着した方が良いと思いますが、分譲だったり賃貸だったりするとドアに穴を空けるわけにはいけませんので、両面テープで台座を固定する事になります。
とは言え、ドアも付属した強力な両面テープで貼ってしまうと、塗装が剥げてしまうかも?という事で妻のアイデアで強めのマスキングテープを貼った上に両面テープを貼ることにしました
このテープは家にあったマスキングテープなのですが、家具とかにも貼って使える強い物みたいです。一応商品リンクを下に貼っておきますね(柄が派手だけど…)
余計な部分を切り取って、台座を両面テープで取り付けて本体を差し込めば出来上がり、あとはアプリでスマートロックとリンクさせて上げればOKです。
金属ドアなのでスマートロックとのリンクが大丈夫かと心配でしたが、ほぼ真裏なので問題なかったです。
指紋を登録したら完了です。
ミニハブの設置
途中でも書きましたが、スマートロックとインターネットを繋ぐ「ミニハブ」はあった方が断然良いと思います。
設定方法は省略しますが、設置場所は玄関のできる限りドアよりが良いかと思います。下手に離れると指紋認証パッドとリンクできない場合がありました。
結論
取り付けて約1ヶ月経ちましたが、特に今のところ不具合はない感じです。
が、あくまで、非対応の鍵に取り付けているので、真似しようとしている方は
自己責任でお願いします!
コメント
すばらしい!!!
賢すぎる!!!!
ありがとうございます
セサミよりは高いけど
https://r93blaser.booth.pm/items/5127629
お!これもすばらしいですね