状況:
Adobe Premiere CS6
Adobe Encore CS6
さて 親戚の結婚式プロフィールビデオ(生い立ちビデオ)も
だいぶ完成して あとは DVDにして納品(業者みたいな言い回しですがw)
するのみとなりました。
そもそも 映像系の職業ですが
私の商売では すべて分業なので
編集やDVDにすること自体も 管轄外で
実はほとんど 素人と同じ。結構トラブルが多発します。w
今回のトラブルはDVDにする為のエンコード!
Adobeの製品は最近 連携がよくなって
昔あった中間ファイルの出力なしでDVD作成まで行けるようになってきました。
中間ファイルは基本的に画質劣化を避けるために
異様なファイル容量になる無圧縮ファイルで吐き出したりも
したのですが、これはこれで読み込むスピードが掛かりすぎたりなんかして
なんとも大変だったんです。
今はどういう理論か分かりませんが それぞれが連携しているので
こういう中間ファイルを吐き出さなくても良くなってきました。
で、この連携(Adobe Dynamic Link)を基本使っていれば
画質が一番良いはずなんです。
で、今回 当然のように PremiereからDynamic LinkでEncoreに書き出し
DVD用に最高画質で書き出してみると……
画質がめちゃめちゃ悪い!!(; ・`д・´)
DVD画質なんで それほど良くないとは思いますが
編集していた時もDVDサイズで編集していたのと比べると
それからの劣化具合が半端ない!!!
一番は人の顔の潰れ方が半端なかったのですが
肖像権の問題でお見せできないので
文字の部分でお見せすると……
これだけ見ると そんな物かなあ~ と思ってしまいますが
短い作品なので 最高画質で出力できるのに
市販の物より明らかに劣化しているのは おかしいですよね??
で、ネットで調べてみると
タイトル文字の輪郭が不鮮明 | Adobe Community
ここでは プレビューのレンダリング環境設定を「メモリ」に設定するとか……
ん? これ プレビューの設定じゃないのか?!
と疑問に思いつつも書いてある通りにしてみるが……
変わらん!!!
で、試行錯誤して解決した方法は……
premiereでMpeg2を書き出して
それをEncoreで読み込ませる!
ん? これって最初に書いていた
Dynamic Link の根底を覆す内容ですねw
そう! なぜかわかりませんが
Dynamic LinkでEncoreに送ると
最高設定にしているのに 反映されていないようです!!
やり方をおさらいすると
これで書き出すと
4つのファイルが出てきます。
M2V:映像本体(音はなし)
Wave:音ファイル(設定によってはAc3の場合もあり)
XMPSES:映像と音を同期させる情報が入ってるらしい
Adobe Prelude XMP:ん~~何でしょう?w使いませんw
4つもありますがM2VとWave(またはAc3)しか使いません。
これをEncoreで読み込ませ
映像と音をそれぞれ頭から貼り付けます。
DVD自体はもともと、Mpeg2なんで設定でトランスコードしないで
吐き出します。
すると 比較してみてください!
右がDynamicLinkを使わなかった物です。
こんな細かい差と思うかも しれませんが
このような劣化が 人の顔にも及ぼしているので
かなり差を感じます。
画質が向上しないとお悩みの方はお試しあれ。
でも なんでなん?Adobeさん。
コメント
そうですよね。わかります。ブルーレイも作りたい場合、ダイナミックリンクでアンコールに持ってゆくと一つのプロジェクトでDVDとブルーレイが作れますが、こういうことになると、各々作らないといけなくなりますよね。特にメニューを作るとなるととても面倒です。
画像がカクカクするので、最高レンダリングとVBRの2PASS、ダイナミックリンクで出力してましたがそれでも症状が出るので、MPEG2にエンコードしてアンコールに読み込ませていました。最近では1時間くらいの尺でカクカクが発生して今度はCBRを使うなど、騙し騙しの応急策続きです。どうなっているのでしょうかね。バージョンも最新だし、ストレスになります。
okzksnbさん こんにちは。
私は最新版を持っていないので知らなかったのですが、最新版でもそうなんですね。
このダイナミックリンクって仕組みが不明で、なんかプレビューの設定が影響しているような感じもしますし。困った機能です。。。
まあ本来はひとつひとつのソフトで書き出して使うのが当たり前なんで、贅沢な不満なのかも知れませんが。